サポーター講習会(5月)

このたび、視覚障害者の方への理解を深めることを目的とした体験活動を実施いたしましたので、その概要をご報告申し上げます。

本活動では、視覚障害者の方から盲導犬や日常生活について直接お話を伺いながら、実際に視覚障害者の立場およびサポーターの立場を体験する内容となっておりました。参加者はアイマスクを装着した状態で階段の昇降や食事などを行い、視覚情報を遮断した生活の一部を体感いたしました。

この体験を通じて、視覚障害者の方が日常生活の中でどのように工夫しながら生活しているのか、また、街中で見かけた際にどのように適切なサポートを行うべきかなど、貴重な知識を学ぶことができました。

【活動内容】
・DVDおよび資料を用いて、サポーターに必要な基礎知識を学習
・参加者が交代でアイマスクを着用し、サポーター体験を実施
 (例:室内の狭い通路の移動、横断歩道を渡り最寄り駅まで歩行など)
・交代でアイマスクを装着し、食事体験を実施
 (例:時刻の方向で料理の位置を伝えるなど、実践的なサポート練習)

【活動を通じて得られた知見】
・視覚障害者の方は、マンホールや換気扇の音を目印に移動している
・音声式の血圧計や体温計を使用している
・点字付きトランプを使用することで、視覚に障害のない方とも一緒に楽しめる
・交通系ICカード「マナカ」には、視覚障害者用と介助者用がある
・視覚障害者の健康手帳には、盲導犬の健康状態なども記載されている
・点字は基本的に仮名表記であり、漢字表記は一般的ではない
・スマートフォンは必須ツールとなっており、音声入力や読み上げ機能を活用している

本活動を通じて、参加者一人ひとりが視覚障害に対する理解を深め、今後の社会活動や地域支援においても実践的な知識として活かしていける有意義な機会となりました。
引き続き、視覚障害者への理解促進に努めてまいりますので、今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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